FET・リニア・アンプ用電源の製作
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回路

24V3Aのトランスを2個使ったFET・リニア・アンプ用の非安定化電源である。1次側の100Vは並列、2次側は直列に接続している。2次側には6Vきざみにタップが出ているので、これらを組み合わせるといろいろな電圧を得ることができる。今回は24V+6Vの組み合わせとした。
トランスは トヨズミのHT-243を2個、使用しているがそれぞれの購入時期に20年近い開きがあり、電圧表示と相が一致していない。そのため、1次側はそれぞれのトランスの0Vと100Vを入れ替えて並列に接続してある。
このように1次側を並列、2次側を直列に接続するばあい、無負荷の状態で2次側に予定される電圧が発生していることを確認する必要がある。2次側に予定される電圧が出ない場合は、どちらかのトランスの1次側の接続を入れ替え、2個のトランスの相を一致させる。

ケース

15mm厚合板の手持ちがあったので、本体を木材とし、前面パネルだけをアルミ板とした。
裁断は手引きノコギリで行ったので1mm〜2mm程度の誤差がある。

完成

カットした合板を木工用接着剤と釘で接合し、サンドペーパーをかけてニスを刷毛塗りした。アルミの前面パネルは黒色ラッカー・スプレーで塗装してある。
両サイドと背面には通風穴を設け、内側にパンチング・メタルをビス止めしてある。
パネル面左からLEDパイロット・ランプ、出力ターミナル、ヒューズ・ホルダー、電源スイッチである。
外形寸法はW250mm*H105mm*D215mmで重量は5kgである。

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Last Updated 10 /Nov/2009 by mac